家具と空間
2026.09.30
オーダークローゼットは服の数から考える|衣替えしやすい収納のつくり方
クローゼットを大きくしても、服が取り出しにくいままでは使いやすい収納になりません。オーダーする価値は、空いている壁を埋めることだけでなく、持っている服と日々の動きに合わせて内部をつくれることにあります。衣替えの季節は、収納の中身を見直すよい機会です。
最初に分けるのは「掛ける・畳む・置く」
洋服を総数だけで数えるより、長いコートやワンピース、短いジャケット、畳むニットに分けると必要な空間が見えてきます。バッグ、帽子、スーツケースも忘れずに。ハンガーに掛けた状態の丈と奥行きを測ると、棚板やパイプの位置を具体的に検討できます。
- 長い衣類:裾が床や下段に触れない位置を確認
- 短い衣類:上下に分ける案と、取りやすい高さを比較
- 畳む衣類:積み上げすぎず取り出せる棚や引き出しを検討
- バッグ類:置いたときの高さと、型崩れしにくい並べ方を確認
よく着る服を、無理なく届く場所へ
毎日着る服と年に数回使うものでは、置きたい位置が違います。高い場所には軽く出し入れの少ないものを置くなど、使う頻度で分けると整理しやすくなります。収納を天井まで増やす場合も、上段に何をしまい、どう取り出すかまで考えましょう。使い切れない収納を増やすより、手が届く部分を充実させる方が合う場合もあります。
扉の種類は、寝室の家具配置とセットで
開き戸は開いたときの前方スペース、引き戸は一度に開けられる範囲を確認します。ベッドを置いた後でも衣類を選べるか、引き出しを最後まで開けられるかがポイントです。オープン収納は見渡しやすい反面、ほこりや見え方への配慮が必要です。好みの写真だけで決めず、普段の片付け方に合う形式を選びます。
将来の変化に備えて、調整できる部分を残す
服の量や家族構成が変わったとき、棚位置を変更できると使い方の幅が広がります。ただし可動棚にも耐荷重や寸法の条件があります。通気や点検口へのアクセスも含め、現地で確認して設計します。相談前に中身の写真を撮り、「収まらないもの」「出しにくいもの」をメモしておくと希望が伝わります。
壁面全体の考え方はオーダー壁面収納の記事も参考にしてください。
収納と部屋の内装を一緒に整える
Rinではクローゼットだけでなく、洗面台・ソファー・ベッドヘッドなど、暮らしに合わせたオーダー製作に対応しています。扉の色や素材を床・壁とそろえ、リノベーションと一体で計画できます。収納のお写真と、使いにくい点をお知らせください。